コロナ禍の
葬儀に関するトラブル、相談が増えてます。
国民生活センターによると、
コロナ禍の葬儀に関する相談は
昨年4月~今年9月15日時点で91件あったそうです。
肉親が亡くなって、その葬式をする。
悲しい出来事であり、
気が滅入り、通常の判断が中々できないこともあると思います。
さらにコロナ禍ですから。
そこへ悪徳葬儀業者がその弱った心を見透かして相談に乗る振りをして
次々と費用が嵩むことを提案してきて、吹っ掛けたりする。
詐欺・悪徳商法をする輩の常套手段です。
葬儀以外にもコロナ禍にかこつけた詐欺・悪徳商法があると思います。
十分に注意する必要があります。
当時の産経新聞記事 |
消毒料40万円請求も コロナ感染で死亡、葬儀トラブル
配信
新型コロナウイルス感染拡大に伴い、各地の消費生活センターにコロナ禍の葬儀に関する相談が寄せられている。感染者が死亡した際の葬儀で、通常とは異なる経費が請求され、中には数十万円の消毒料金が発生したケースも。国民生活センターは契約内容の確認など注意を呼びかけている。 【写真】コロナ禍の葬儀簡素化、ドライブスルー形式も 「消毒料金として別途40万円を要求された」。今年6月、近畿地方の60代女性から国民生活センターに寄せられた相談だ。 女性の母親は、新型コロナに感染して死亡。感染対策に応じた葬儀が必要となったが、専門の火葬場に空きがなく、通常より一日遅れで遺体が火葬場に運ばれた。その間、遺体を預かっていた葬儀社は消毒料として40万円を女性に請求。後日、女性が役所に確認したところ、火葬場なら1日数千円で遺体を預けられたことが判明したという。 国民生活センターによると、コロナ禍の葬儀に関する相談は昨年4月から寄せられ始め、今年9月15日時点で91件。同センターの担当者は「葬儀をスムーズに進めたいので、契約内容をよく確認せずに支払ってしまうことが多いのかもしれない。支払うと返金などの交渉は一層難航するので注意が必要」と指摘する。 一方、葬儀社団体の関係者は「感染症対策に別途の費用がかかるのはあり得る話だが、何十万円も必要というケースはめったにない」と強調。マスクや手袋、ゴーグルなど感染症対策の備品は必要だが、せいぜい数万円で、微々たる費用のため別途の請求を行わない業者もあるという。 新型コロナに関し、昨年7月に厚生労働省と経済産業省が定めた遺体の搬送や葬儀などに関するガイドラインによると、遺体からの感染リスクは低いとされている。 一般的に新型コロナは飛沫(ひまつ)・接触感染が主で、遺体からは呼吸やせきによる飛沫感染の恐れがなく、注意が必要なのは接触感染。そのため、血液や体液を通さない「非透過性納体袋」で適切に収容されていれば、「遺体からの感染リスクは極めて低い」という。 医療従事者が遺体を非透過性納体袋に収容した後に、葬儀社側が納棺や遺体搬送に当たることが一般的で、ガイドラインでは、袋が密閉され破損がなく、適切に扱われていれば、遺体への特別な感染症対策は不要としている。 葬儀の会場では3密回避などが求められるが、葬儀社団体の関係者は「他の式典での対策と同様で、さらに特別な処置が必要なケースはめったにない」と説明。国民生活センターの担当者も「感染症対策も大事な側面で、請求額が妥当かどうかについてはケース・バイ・ケースな面もある。契約前に見積書など内容を確認することがトラブルの防止につながる」としている。(永井大輔)
https://news.yahoo.co.jp/articles/ab6c9aee5739e3975edd7fa1b877122e9b99846d
葬儀トラブル事例と見解 |
事例❶ 1日遺体を預かり、消毒料として40万円請求された。 |
※火葬場なら1日数千円で遺体は預けられる。
事例❷ 新型コロナ対策として衛生管理費を要求された。 |
≪葬儀社団体の関係者談≫
マスクや手袋、ゴーグルなどは必要だが、せいぜい数万円で、
微々たる費用のため別途の請求を行わない業者もある。
事例❸ 3密を避けるため小ホールより数十万円高い大ホールで ▽▽▽葬儀を行うと言われた。 |
≪葬儀社団体の関係者談≫
別途費用がかかるにはあり得る話だが何十万円も必要なことはめったにない。
事例➍ 生前に葬儀費用の一部として30万円支払っていたが ▽▽▽コロナには不要な大規模な葬儀のための費用も含まれていた。 ▽▽▽返金は難しいと言われた。 |
≪国民生活センター担当者談≫
見積書を作成させ、その内容をよく確認する。
お金は納得した上で支払う。⇒そう簡単には支払わない。
1度渡したお金を返金させるのはかなり困難。
現役の葬儀社社員のコメント
昨今、葬儀の小規模化に伴い、
体力のない中小の葬儀社は倒産の危機に立たされている所も多く、
もしかすると、そういう所が法外な請求を行っているのかも知れません。
何にせよ、事前に見積を必ず取ることが非常に大事です。
10万以上コロナ対策費として上乗せされていれば、
やや悪質だと思って構わないと思います。
遺体の搬送や葬儀などに関するガイドライン ≪厚生労働省と経済産業省2017年7月制定≫ |
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遺体への感染症対策 概要 | |
袋が密閉され破損がなく、適切に扱われていれば、遺体への特別な感染症対策は不要。 | |
飛沫感染 | 遺体は呼吸やせきによる飛沫感染の恐れがない。 |
接触感染 | 非透過性納体袋(血液や体液を通さない)で適切に収容されていれば、 遺体からの感染リスクは極めて低い。 |
医療従事者 葬儀社の役割 |
医療従事者が遺体を非透過性納体袋に収容した後に、 葬儀社側が納棺や遺体搬送に当たることが一般的。 |
被害にあわないために
見積は必ずとる。
料金等の打ち合わせは必ず複数で、兄弟や親せきも交えて。
トラブブルにあったら消費者ホットライン188に電話する。
役所に相談する。
etc
10/1新型コロナウイルス対応の緊急事態宣言が全国で全面解除されました。
まだまだ気を緩めないことが大切だと思います。
「ワクチンを打ったからと油断しない」ですね。
私は特に兄弟には迷惑をかけたくないので
「手洗&うがい、マスク、3密を避ける」は継続します。
今年の正月は帰省できればよいですね。
自粛とならないよう願うばかりです。