NTT装う「アナログ戻し」勧誘に苦情殺到
総務省が注意呼びかけ
光回線を解約してアナログ電話に戻すことをアナログ戻しと言うそうです。
このアナログ戻しに関する電話勧誘
(インターネットを利用していないのであれば)電話料金が安くなるので
NTTのアナログ電話に戻しませんか?といった電話勧誘の苦情相談が相次いでいます。
「アナログ戻し」をめぐる契約トラブルについて総務省は注意喚起を呼びかけている
光回線を解約してアナログ電話に戻す「アナログ戻し」をめぐる苦情相談が全国で相次ぎ、総務省が注意を呼びかけている。NTTを装った電話で「料金が安くなる」などと勧誘し、事後に数万円の手数料を請求する手口が目立つ。「アナログ電話に戻す手続きは直接、NTTに申し込んで」と呼びかけている。 1日、同省がホームページ上に注意喚起の文書を載せた。代表的な事例では、NTTを思わせる名前の業者から「インターネットを使わないならアナログ電話に戻しませんか」と電話で勧誘があり、契約を結ぶと高額の手数料を請求される。解約を申し出ても違約金を請求されるという。総務省によると、4万円を超える初期費用に月2千円のサポート料を請求された事例もあり、直近1年だけで少なくとも約1700件の相談が全国の消費相談窓口に寄せられているという。 NTT東日本と西日本、国民生活センターも同様の注意を呼びかけており、NTT東は「NTTから『アナログ戻し』を呼びかける営業電話はしていない」としている。総務省はアナログ戻しを希望する消費者は「第三者に頼まなくても、自分で簡単に手続きができる」(消費者行政第一課)とし、費用や条件は局番なしの「116」でNTTに問い合わせるよう呼びかけている。(山本知弘)
朝日新聞社
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総務省のお知らせ
令和3年11月1日
光回線契約を締結している利用者に対する
アナログ電話への移行勧誘に関する注意喚起
昨年より、光回線契約を結んでいる利用者に対するアナログ電話への移行(いわゆる「アナログ戻し」)に関する電話勧誘についての苦情相談が総務省に寄せられています。
(苦情相談事例)
- NTT東日本/NTT西日本からの電話勧誘だと思ったら、全く別の事業者からの電話勧誘だった。
- 高額のサポート料(或いは手数料、工事費)を請求された。
- 勝手にオプションサービスが付加されていた。
- これらのサービスについて解約を申し出たところ高額の違約金を請求された。
このため、「(インターネットを利用していないのであれば)電話料金が安くなるのでNTTのアナログ電話に戻しませんか?」といった電話勧誘があったときは、次の点にご注意下さい。
- 光回線契約をアナログ電話に移行する手続は、第三者に依頼する必要はありません。ご自身で簡単にNTT東日本/NTT西日本に申し込むことができます(※)。
※ 費用や条件等の詳細は、116に問い合わせるか、同社のホームページをご確認下さい。 - 契約する前には、必ず事業者名や料金を含む契約内容を確認しましょう。不明な点が残る場合は、契約しないことが安全です。
- 契約後は、すぐに契約書面を確認しましょう。契約後でも一定期間内であれば無条件で解約できる場合があります。
なお、本件については、独立行政法人国民生活センター及びNTT東日本・NTT西日本においても注意喚起の旨が公表されていますので、併せてご参照ください。
<参考>
○アナログ回線に戻す契約のはずがサポート契約に
(令和3年7月20日独立行政法人国民生活センター公表)
URL:http://www.kokusen.go.jp/mimamori/mj_mailmag/mj-shinsen398.html
○NTTの名を騙った「アナログ電話への契約変更」を行う事業者に関する注意喚起について
(令和3年8月5日東日本電信電話株式会社公表)
URL:https://www.ntt-east.co.jp/info/detail/210805_01.html
○NTTの名を騙った「アナログ電話への契約変更」を行う事業者に関する注意喚起について
(令和3年10月26日西日本電信電話株式会社公表)
URL:https://www.ntt-west.co.jp/info/support/oshirase20211026.html
≪要約≫総務省 苦情相談事例
・NTT東日本/NTT西日本からの電話勧誘だと思ったら、
△全く別の事業者からの電話勧誘だった。
・高額のサポート料(或いは手数料、工事費)を請求された。
・勝手にオプションサービスが付加されていた。
・これらのサービスの解約を申し出たところ高額の違約金を請求された。
NTT東コメント
「NTTから『アナログ戻し』を呼びかける営業電話はしていない」としている。
総務省コメント
アナログ戻しを希望する消費者は
「第三者に頼まなくても、自分で簡単に手続きができる」(消費者行政第一課)とし、
費用や条件は局番なしの「116」でNTTに問い合わせるよう呼びかけている。
危ない業者&勧誘の手口
・大手の通信会社だと誤認させる。
・「料金が安くなる」の文言で勧誘する。
△この時「はい」という言質を取るやり方が使われます。
△「ネットは使っていませんね」「はい」と答えさせて話は進みます。
△電話越しでの「はい」の頷きは契約につながります、注意。
・本日中に入金が必要などとせかす業者
騙しやすい人の名簿が渡っている可能性あり
過去に業者の勧誘で光回線に変更した人です。
こうした方の名簿は悪質業者に渡っている可能性があり。
今回は逆に、アナログ回線に戻す手口に利用されるわけです。
繰り返し電話がかかる恐れがあります。
特に高齢者が狙われやすいので、注意しておく必要があります。
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≪対策≫
何かしらの疑わしいサービスの勧誘があれば
・即決せずに検討しますと電話を切る。
・家族や友人に相談すること。
・消費生活センターが運営する
△消費者ホットライン188(いやや)に相談する。
私なりの悪徳業者対策を考えました。
①NTTは電話営業していないとのコメントがあるので
△電話勧誘は全て悪質業者とみなし相手にしない。
※まともな業者がいるかもしれませんが、あへて無視します。
②アナログ戻しをしたいならNTTの166に電話をかければ済みます。
③普段から廻りの高齢者の方に注意を払い、騙されないように
△フォローする。
④消費者ホットライン188(いやや)に相談する。
別件ですが
弁護士と架空請求業者の戦いを描いた動画です。
もし良かったら、参考にして下さい。